万年筆のあれこれ
先月に数年ぶりに万年筆を衝動買いした話とか書いたし、一目惚れで買おうとしていた店が実は在庫切れしていて限定万年筆のため、やむを得ず状態に不安のある店で買うことにして買ってすぐに調整へ出すことを前提にしていた話は以下。
万年筆の診断結果
万年筆の宅配修理専門店のマエストリートさんに点検をお願いしたのは以下の二本。
先月に衝動買いしてしまった書き始めにスキップ(インクが出ない)が高確率で発生するAURORA(アウロラ)のMonviso(モンヴィーゾ)とルーペで見るとペンポイントが少しズレてしまっているが書いてみたところそこまで問題は感じられないPelikan(ペリカン)のSouverän(スーベレーン)M1000。
前者は調整前提で後者は他に問題があればペンポイントズレと合わせて調整をお願いするつもりで点検をお願いした。
メールで点検結果についての連絡を頂いたところ、モンヴィーゾは思っていた以上に重症でペン先が曲がって開いている状態で、具体的にはO脚のように反ってペン先が開いているとのこと。
スーベレーンM1000についてはペン先の僅かな食い違いとやや背開き気味でペンポイントに平地があるとのことだった。インクフローにも特に問題を感じていないのでこちらは不調を体感したら再度調整を依頼する予定だ。また、ペンポイントの平地についてはもしかしたら筆記角度を見て研磨してもらったときに意図して作られたものの可能性がある……。
納期については14日くらいという話だったのだけど、マエストリートさんのところに到着してからと捉えているので、推定だけど3月6日くらいに調整が終わって早ければ8日、遅くともその週のうちには帰ってくるというふうに考えている。
まぁ、4日(土)はGR meet 47 in NAGASAKIに参加する予定だしそのあたりに戻ってきても受け取れるか自信がないので丁度よいといえば丁度よい。
プラチナ万年筆へ修理に出している#3776 センチュリー ロジウムフィニッシュ(ブラックダイヤモンド)の修理代見積もりも恐らく今週中には出るはず……。
居残り組で書写を始める
現在万年筆でインクを入れているのは二本で共に持ち出し用で使っている金属軸の鉄ペン(ステンレス素材のペン先)になる。
手前にあるのがLAMYのAL-starの字幅EF。奥にあるのがPILOTのcocoonの字幅F。
LAMYは正規輸入品なので字幅は仕向地用(つまりは日本用)で細くなっているはずなのだけど、EFでもPILOTのF相当の字幅になっていた。
LAMY AL-starは今回、インク換えのときについでにペン先も外したりしているのだけど、分解が楽なので3Mのラッピングフィルム(#10000と#8000と#1200)を買ってペンポイント研磨する遊びをしてみようかなぁとか血迷ったりもする。(失敗してもペン先は単品で買えるし鉄ペンなので安い)
あと、ゴソゴソと棚を漁っていたら古くて書き心地がイマイチなルーズリーフが出てきたので、普段通りの脳内整理書き散らしをやろうかとも思ったのだけど、それだけだと流石にネタが切れそうなので何か新しく書くことがないかと思ってTwitterを眺めていたら書写をしている人たちを目にしたので、ノリで僕も始めてみることに。
Twitterの個人運営アカウントでお題を出して、そのお題を見て書写し、写真で各々が書いたものをシェアするスタイルがあるようで中々に興味深い。
眺めていると著作権切れで青空文庫に入っているところからお題を引っ張ってきているようで、テーマのセレクトもアカウントごとに多種多様で特色豊かだ。
いくつかのお題を眺めていて思ったのだが、青空文庫に入ってるような本なので大抵は名のある作家が書いたもので、普段見ないような言い回しが多く新鮮だ。学生でなくなってから読んでいる本の比重が実用書に偏りがちになっていた関係で語彙力が落ちているを体感することにもなったが……。(意味はわかるのだけど文章を書く時に思い浮かばないような語と云えば伝わるだろうか?)
語彙を取り戻したいのもあってこれからできる限りやってみようと思う。