GR meet 47 in NAGASAKIに参加した

2024-11-15

GR関係のリアルイベントへの参加は昨年の11月下旬のGR Bar in SHIBUYAから3ヶ月と少し、GR meet 47 in KAGOSHIMAからは4ヶ月と少しと時間が経っての参加となった。
ちゃんとしたレポートに関してはいつも通り公式さんにおまかせするとしてこのブログでは個人的な記録を以下略。

この度のGR meet 47は長崎市での開催となったのだが、僕が長崎市へ最後に訪れたのは2019年のランタンフェスティバルなので4年と少し前になる。
その際には一眼レフ2台に重量級(超望遠レンズのような超重量級ではない)のレンズを抱えて中華街やその裏手にある山の中を散策しながら1日中撮影していたのだが、今回はGRlll1つのみ。
今回のゲスト写真家さんはテラウチマサトさん、僕の中ではGRlllの発売年であるCP+2019のステージで香港への弾丸旅の話をされていた印象が強い。(CP+の動画は記事末尾へ)

講評して頂いた写真

参加中は山口のGRmeet47からで固定しているハイコントラスト白黒で撮影。
1枚目はここ最近のGRmeetでのセレクトで必ず1枚はするようにしていたちょっと意味がわからない、不気味、気持ち悪いみたいなネガティブな意味合いがありそうな写真を必ず撮るようにしようという試み。
2枚目3枚目はいつもよりシャッターチャンス優先でパパッと撮影していて細部にツメの甘さがあるが、それよりも撮った写真で何かぐっと来る感じがあるのはどれか? みたいな感覚でセレクトした。(加点法)
このあたりは前回に参加したGR meet 47 in KAGOSHIMAのゲスト写真家である岡嶋和幸さんのお話が効いている。

長崎、会場までの道

今回のGR meet 47は北部九州での開催ということで日帰りがギリギリ可能であることからクルマでの弾丸プランで参加。
GR meet 47の受付開始時間の10時から逆算すると、一般道なら6時発……できれば余裕を見て5時発くらいが理想で高速道路を使用するなら7時発くらいになると考えていた。前日は帰宅して準備を終えるとすぐに寝ることが出来たので体調も良く5時に出発、一般道で行くことに。
移動経路的には佐賀市まではコーヒー豆の買い出しでいつも通っている道で、佐賀市からは国道34号の佐賀北バイパスを経由し小城市・江北町を経由して国道207号で鹿島市へ。鹿島市で国道444号を使って山越えで大村市へショートカット。そこで国道34号に再度入って諫早市経由で長崎市入りを果たした。
交通状態を見て場合によっては高速を利用することを考えていたのだけど、早朝ということもあって問題なく早くに着きすぎた。

ただ、当初停める予定だった駐車場が廃業していて、次の候補が一方通行と路電への恐怖で阻まれて入庫することが出来なかった中、会場からかなり近い場所にあった安い金額の打ち止めパーキングに駐車することが出来たのは運が良かった。(本来ならある程度の距離がある予定だったので会場までスナップ撮影しながら行く予定だったのがほとんど出来なかったことは想定外ではあったが……)

なのでこの2枚を撮影したら会場に着いてしまった。

ここが会場の樂ギャラリーさんが入っているところで横にコメダ、裏にドトールがある好立地。
ドトールで珈琲を飲んで少し時間を潰したあとには1度上に上がって様子を見たりしていたのだけど、邪魔になりそうだったので1度降りてから入り口周辺で記録。

このあと開場まで下で待機していた。

開場から諸々の説明等

九州開催は3回目、対岸の下関(山口)開催も含めて4回目ともなると顔見知りも増えてきて、再会をちょっと楽しみにしている自分がいる。
今回はPENTAX関係のイベントでもご一緒したことがある方が二人GRmeetに初参加されたり、今回は長崎開催ということで普段仲良くしてもらっている方も参加していていつも以上に知っている人が多い。
開場後の待機時間は談笑しているとあっという間に過ぎ去っていって楽しい1日になると確信した。

撮影会開始

アーケード街からのスタート。

光量も足りないし、せっかくならシャッター速度を落とし気味にしてカメラを振りながら撮ってみたり色々と試してみる。
この日は太陽に雲が掛かったフラットな光になっている時間帯が長くて撮影に苦戦。

短時間ではあるが光が差して強めの影が落ちることもあったが、本当に短時間で基本的には光は雲でディフューズされて回っている。

食事とセレクト

本当は行きたいお店があったのだけど、土曜のお昼の良い時間ということで行列になっておりここでの食事は明らかにタイムオーバー。
結局会場の裏にあったドトールで軽食を摂りながらセレクトを進めていく。
今回は少し悩んだ。

講評からのスライドアンドトーク

講評についてはテラウチマサトさんの熱が入っていき徐々にどういうお考えなのかが分かっていくに従って自分の提出した写真がどういう風に講評されるのかかなり不安になった。
鹿児島の時に岡嶋和幸さんがこの手の講評は後半になるに従って評が厳しくなっていく傾向にあるというようなことを仰っていたのだけど、まさにその通りで写真に対する指摘を聞いた上で自分が提出した写真を自分の中で自己批判しながら聞いているような状態だった。
他の参加者の方の写真への講評で、正解の構図は撮りたいと最初に構えた場所の上下左右10cmと前後1mにあるというお話があっていてこの件についてはとても納得したし、今後僕も注意しようと思う。(それがズレてるときの自分の写真は大体が気持ち悪い)
途中から講評の甘・辛が指定できるようになったのだけど、僕はせっかくなので辛口をお願いした。(ここまで写真の自己批判していたのもあるけど)
教育指導もされていた(今もされている?)ようで、僕や僕以外の写真に対してのご指摘はかなり頷けるところがあり、日々の撮影に活かせたらなぁと思う。

また撮影会中にテラウチマサトさんが意識してされていたのは声掛けで、撮影許可を取る姿を見ることが出来た。
過去にも山口での中藤さんの声掛けが印象的だったのだけど、今回はテラウチマサトさん御本人も意図して積極的にしていたとのこと。
僕自身はトラブル防止で意図的に後処理で画像を荒らしたり、ブレボケを使ったり後ろ姿で入れたり、小さく入れたりすることである意味選択肢を狭めていたのではないか、と街角でのスナップの撮り方を改めて考えるきっかけとなった。
これからマスクを外す人も増えると思うので、個人識別は更に容易になる可能性が高いこともあって改めて考えないといけない。

スライドアンドトークに関してはご自身の写真をスライドに投影しながら、講評でも触れられていた写真のタイトルの重要性についてを含めて示唆に富んでおり、ご本人の確かな経験と知識に裏打ちされた内容でとても勉強になったように思う。

懇親会

今回は日帰り自走プランなので残念ながらアルコール抜きではあったものの、テラウチマサトさんや、メーカースタッフさん、参加者の皆さんと色々なお話をすることが出来てとても良かった。
個人的には1枚目の写真がスライド投影だとわかりにくいところがあったようで、スタッフさんのPCに保管されていたデータ(SDカードが予備のものと紛れてバッグの中で混ざってしまったため)をテラウチマサトさんにお見せしたり、続講評会をしていただいたりととても貴重な体験だった。

あとメーカースタッフさんのお一人とお話していて、ハイコントラスト白黒を普段使わないでGR meet 47のみで使っているという話をしたのだけど、何故そうなったのか? という主旨のことを聞かれて、即答できなかったので一晩寝ていま振り返ってみた感じだと。
もともと、黒がバシっと締まったコントラスト高めのモノクロが好きで、GRlllのハイコントラスト白黒はjpeg撮って出しで好みに近い写真が出ることが1つ。
写真アカウントを稼働させた当初はハイコントラストなモノクロが多かったのだけどやりすぎてしまったので封印して今はやや軟調寄りに現像するようになったことを思い出した。

最後に

写真撮影をこれからも楽しむ上で重要になりそうな論点を多く含んだ内容のお話が聞けてとても勉強になりました。
GR meet 47は第一線の写真家の方が来られることもあって、最近は特に日常に埋没しがちな自身の撮影行為に刺激を頂けるので開催してくださっているメーカーさんには感謝しております。

また、ご交流いただいた同好の士の方々、あの貴重な場をご用意下さったスタッフの皆様にも大変感謝をしております。
九州本島開催は残り福岡・佐賀・熊本・宮崎の四県、またいずれかの場でお会いできれば……と思っております。



参考:CP+2019セミナーステージ:テラウチマサト氏「香港 滞在20時間 with GR3」