宝石に手を伸ばす

2024-02-13

ペリカンの高級ラインインクであるエーデルシュタイン。そのシリーズに年限定色のインク・オブ・ザ・イヤーというものがあり、今年はローズクォーツという色だった。実は手持ちのインクではピンク系統って手薄であったのもあり、前から気になっていたエーデルシュタインの限定インクということもあって、手を出してみた。手元に届いたのは7月4日なので1ヶ月程度寝かせた。

ペリカン エーデルシュタイン ローズクォーツ

今回このインクを吸わせる万年筆についてだが、現在Pelikanの万年筆は既にSouverän M1005のStresemann(F)が使用中で、これにはSAILORが生産したご当地インクが入っている。ならばこのPelikanのインクはSAILORの万年筆に吸わせてやろうという謎の思いつきに支配された。

SAILOR プロフィットギアシグマ

実はこのProfessional Gear Σ(M)、僕が初めて入手した金ペンで21金のペン先を持つ。最近はあまり使っていなかったが、元SAILOR所属の万年筆調整師である川口明弘氏の調整を受けた万年筆でもある。(元々は古典インク用で使う予定だったのでフローを多めにして貰っている)

淡いピンク色という感じで、手持ちには無い色。
インクフローはPelikanのインクでは結構渋めで、粘度は低くサラサラとした感じ。
この感じだとAURORAの万年筆に入れると具合が良くなさそうだし、調整済みでフローが良くなっている国産万年筆やペリカンを中心に使うのが良さげかな?

手持ちのインクでは久しぶりに淡い発色をするインクを開封したんだけど、僕にはちょっと可愛すぎるかなぁ? という気もしつつ嫌いな色ではない。