日帰り旅行~萩編・その1

2024-11-16

 旅行での交通手段を挙げろと云われれば、遠隔地であれば飛行機、近場であれば自家用車で行くことが基本となっているので、隣県などの比較的近場へ鉄道で行くということは滅多にない。

たまには近場を鉄道で旅するというのも良い

 今回の日帰り旅行は、鉄道ファンでもある学生時代からの友人が帰省していて、山陰の観光列車である「○○のはなし」に乗りたいとして言ってきたことが始まりである。プランとしては「○○のはなし」に乗った後に萩市を満喫するコース、更にバスで移動してSLやまぐちに乗って帰るコースが提示され、諸々を話し合った結果前者の萩市満喫コースが採用されることとなった。

 朝の8時に博多駅前に集合という連絡が来ていたので当日は早めに動いてスナップ写真を撮影などしながら時間調整をしていた。
 定刻、旅の道連れである友人たちに配られたのは「○○のはなし」の指定席券、そして主催の友人の手には懐かしの青春18きっぷ。青い春などあった記憶はないが若かりし頃に友人たちと貧乏旅行をして東京などへ行った思い出が蘇る。
 それから幾年も月日が過ぎ去った今、或る意味で贅沢なきっぷになってしまった。

 博多駅からは予定の時刻より早めに門司港駅行きの快速へ乗車。
 普段は鹿児島本線を使って博多駅以北(以東?)へ行くことは無いので、この段階で既に新鮮だ。
 門司駅で乗り換えをして関門トンネルを抜けたのちに下関へ至る。

 潮の香りが薄っすらと漂う駅のホーム、山陽本線からの乗り換えで駆け抜けていく人たち。
 この頃には天気は快晴。

 新下関駅から下関駅へやってきた観光列車「○○のはなし」、このはなしとはつまり「萩のは」、「長門のな」、「下関のし」でそれぞれの頭文字から取ったものであるらしい。
 2両編成で1号車は和、2号車は洋をテーマにしてあるとのこと。上の写真は2号車の正面。

 2号車車内は全席が海側に向いており2列となっており、数カ所のビューポイントに時折停車しながら、快速扱いということでそれなりに気持ちよく進んでいく。このあとに周りのお客さんたちが萩の地酒(純米吟醸酒)を開けて甘い良い香りが近くを漂う。萩市でレンタルサイクルを借りる可能性を考えてグッと我慢。

 阿川駅に停車中。この駅にはカフェがあるのだけど、この日はイベント出展のために営業していなかったので駅の中や少し外を軽く歩いて撮影。
 このあたりに広がる住宅には赤い瓦が目立つ。ここから先、フラリと散歩して撮影するととても楽しそうな駅が複数あった。
 具体的には飯井駅などのあたり。

 昼過ぎに東萩駅へ到着。いい具合にお腹が空いたので、駅前へ繰り出して食事を……。