固定露出の試み

2024-02-13

HD PENTAX-D FA MACRO 100mm F2.8ED AWの試写については以下。

以前まではパープルフリンジの影響でカラー写真を敬遠していた100mmマクロであったが、その欠点がなくなったこのレンズが登場したことは僕にとって福音と云える。これによって満を持してK-1に設定することができたユーザーモード、PH-mode T.Nakahira(仮)。
鹿児島で露出を見るために、軽くテスト撮影しているが、本格的にこれをメインに使うのは今回が初となる。

リバーサルフィルム用の露出だからか、晴天順光時の露出から大凡2/3段程度ほどアンダー傾向の印象。
日陰で光が当たっている部分を撮影すると極めてアンダー。

露出がシビア過ぎるのでいつもの感覚で撮影するとあっという間に真っ暗に。
だからといって順光で撮るとそれはそれで何かのっぺり……。

元ネタへのリスペクトで縦構図で固めた。
ISO感度、シャッタースピード、絞り、ホワイトバランス、カスタムイメージのすべてを固定設定で撮って出し限定モードで運用しているのだけど、元ネタの写真家さんはこの設定で晩年撮り続けていて凄みを感じる。

普段、モノクローム前提でモノのカタチに惹かれてシャッターを切ることが多く、基本的に露出はオートまたは露出補正で軽く調整する程度で撮影していて、カメラ側の性能任せで撮影することもあってあまり意識しない。
だがこのモードを使うと晴天順光条件以外では積極的に光を探さないと真っ暗になってしまうので工夫が必要となる。

身になるかはあまり自信がないが、しばらく晴天の日はこれで撮ってみるのも勉強になりそうだと思っている。