21年9月レンズ交換時写真まとめ

2024-02-13

 こんばんは、u2です。
 本日は少し今更な記事で申し訳ないです。
 少し前の9月にK-3 mklllから外したsmc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limitedについてのまとめです。9月までK-3mklllに装着していた期間中に撮影した写真からセレクトして並べていきますので宜しければどうぞ。先日のDFA MACRO 100mm F2.8 WRほどではないですが写真枚数がいつもよりは多いのでパケットが従量課金制の環境下で見られるのは止めたほうが良いかもしれません。

 さて、まとめがこのタイミングになった理由についてなのですが、DFA MACRO 100mm F2.8 WRの1つ前にカメラから外したレンズがこのレンズであることが1つ、そして何より大きいのが、昨日K-1に装着したHD PENTAX-D FA 21mm F2.4ED Limited DC WRの先祖……元祖? にあたるレンズなので、このタイミングでまとめてしまうのが色々とちょうど良さそうであると思ったことがあります。
 あちらが最も新しいLimitedレンズであるのに対し、こちらは最も古いLimitedレンズですのでバランスが取れているように見えますから……。

 あと腰が痛すぎて、身動きがとれないため寝転がりながらできることがこれくらいだからです。でももうネタ切れです。撮影行きたいです。

smc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited

 僕にとってこのレンズは永遠の2番手に居るようなレンズで、K-3使用時にはFA31に1番手を譲り、K-1使用時にはFA77に1番手を譲るというようなポジションでした。
 フィルム時代のレンズでイメージサークルがライカ判をカバーする所謂フルフレーム対応レンズでありながらかなりコンパクトにまとまっていて、その薄型で軽量なレンズ筐体と今の撮影スタイルとの適合性の高さからそこそこの期間をK-3 mklllに着けっぱなしにして使っていました。
 K-3 mklllに装着するとAPS-Cのセンサー故にレンズの周辺部を使わずにクロップされた状態となるため、画角はライカ判換算で約66mmという、標準画角にしては狭く、一般にイメージする中望遠の画角というには広いという何とも微妙なポジションになりますが、これはこれで案外使い勝手がよく個人的には面白く感じました。

 このレンズはフィルム末期に小型化路線で開発・販売されたMZシリーズに合うように、軽量小型なレンズというコンセプトで企画されたものだそうで、写真家の大竹省二氏監修のもとに始まったFALimitedシリーズで最初にリリースされました。
 今年の春にコーティングを変えて円形絞りを採用し七宝焼フィンガーポイントを追加した通称HD版が発売されてディスコンになるまでに24年近くに渡って現行ラインアップにあり続けたレンズです。(なお、七宝焼フィンガーポイントは今やただの飾りです)
 広角側から31mm・43mm・77mmのFALimitedシリーズの中で色収差が比較的他のレンズに比べて大人しい印象があり個人的には扱いやすく感じています。また、APS-CであればDA40mmLimitedのフジツボ型フードを装着しても周辺光量落ちが殆ど感じられず小型化が更に一歩進むのもあって、現状では基本装備として使っています。また光学が変形ダブルガウス型故のものなのかわからないですが、2線ボケ傾向があるので絞りを開き目で使う際には背景の整理に気をつけるようにしています。
 FALimitedシリーズでは唯一の8枚絞り(他の2本は9枚絞り)のため、点光源から8本の光条がキレイに出ます。この点については新型で円形絞り化した現行のHD版に優るsmc版の利点だと思っています。
(追記)新型は円形絞りとなったものの光条をキレイに出すための工夫がされているということで、この点でのsmc版の強みは失われたかもしれません。

写真

 ライカ判43mmの所謂本来の画角というのは少し広い標準レンズといった立ち位置なのでしょうが、このK-3 mklllに取り付けると先述した通り、少し狭い標準レンズ、或いは少し広い中望遠レンズというポジションになります。これが意外と散歩でササッと撮り歩くには絶妙な位置取りに思います。歩きながら目に入った風景をパスパスと高速シャッターでテンポ良く切り取っていく感覚で快適です。
 パースも少しついていて、先日記事にした100mmマクロレンズほど平面的にならない印象です。
 そして、手持ちのレンズで一番小型ですので、サッと構えて撮ることを繰り返していたら、撮影していて変な存在感を出すこともないと思います。(変にコソコソしない限り)
 構図を決めてスローシャッターで撮って人を流したりしても良いのでしょうけど、このレンズでの撮影は今見返すとほぼ高速シャッターで被写体を止めています。(4枚目の特急電車を除く)

 少々わかりにくいかもしれないですが、点光源から光条が出ている写真です。光条をある程度のメインに据えて撮るということもそのうちやってみたいと思います。
 その点でいうなら今K-1についているHD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WRも8枚絞りで光条を意識した設計をしているようですが……。

 コンデジにこそ及ばないものの、APS-Cのボディと組み合わせるとコンパクトなのに中望遠画角でキレイに撮れる装備なので、気分転換で気軽に一眼レフを持ち出したいときなどに今後も良い組み合わせだと思います。
 また、高感度性能が手持ち機材のK-3に比べて飛躍的に向上したK-3 mklllとの組み合わせであれば夜間も活躍できると思います。