久しぶりにインクを買った話
ちょいちょい話題に出しているのだけど、僕は筆記用具が結構好きで一時期は万年筆やボトルインクを集めていた。
特にハマっていた一時期にボトルインクを大量に買い込んでしまった関係で、置き場所に困り暫く買わずに居たのだが、久しぶりにブルーブラック系(非IG ink)のインクを買ってみることに。
このPARKERのQUINKのブルーブラックは友人が好きと言っていたのもあって今回試し。
ネットで調べてみるとWATERMANのブルーブラックも中身は一緒という話があったので、瓶の形状的にインクが減ったとき便利そうなWATERMANにするか迷ったのだけど、今も内容が同一か不明だったので念の為にPARKERで。
蓋を外してみると口が大きいのもあって大型のニブを持つ万年筆へのインク吸入は楽そう。(手持ちで云うとPelikanのSouveränM1000/M1005とか)
新しいインクをゲットするとインクコレクションカードに塗ったり書いたりしてファイリングするようにしているのだが、これが中々楽しい。
久しぶりに書いたのでちょっと都合を忘れて前と少し違うようになっているような気がするのだが……目をつぶってほしい。
このインクは没食子インク(所謂古典インク)ではないのだけど、古典インクのブルーブラックを思わせるような色の変化が楽しい。
また、手持ちのインクの中では表面張力の数値が高めのようで、つけペンのPILOT いろうつしでは字が書けなかった。
似たようなインクスペックのPelikan 4001 ブルーブラックは何とか書けたのだけど……。
何にしても今回の試筆はとりあえずガラスペンで。
(追記:23/02/11)通販購入のため、運ばれて来る最中に撹拌された状態だったのか、開封して空気に触れてから性質が変化したのか原因は不明だが、いろうつしのペン先にも定着するようになったので全ての万年筆・つけペンで書けるようになった。
このあとに万年筆にも入れて書いてみたのだけど、インクフローがあまり良くない万年筆とかだと書き出しでスキップしそう。
また、コンバーターの中で固まっていると思えるほどに動かない。逆さに向けても落ちてこない。
これはいわゆる棚吊りが起こりやすいインクなのではなかろうか……。
いろうつしが使えないということでインク残量が減ったときの利用法が難しい以外は良さそうだし、耐水性が必要ないメインの筆記には良さそうだと思う。
耐水性が必要なときはこっちを使えば良いから。
ブルーブラック系統は個人的にPelikan社のエーデルシュタインシリーズのタンザナイトが気になっていたりもするのだけど、値段が大体倍するので普段遣いには抵抗あるんだよね……。(年に何本も買うわけじゃないから導入してもいいのかもしれないけど)
あとはCROSS社のインクフローが潤沢でかつヌラヌラ系のブルーブラックとかも少し気になっている。(快適に使える紙が限られそうだけど)
今回の件でいよいよ机の引き出しにインク瓶の置き場がなくなった。