一眼レフのあれこれ

2024-11-16

 僕自身がPENTAX Kマウントを選んだ際は、まだフルサイズミラーレス機のSONY α7(初代)が出た頃で、CANONもNikonもまだまだ一眼レフでバリバリとやっている時期だったので、一眼レフだからKマウントを選んだという意識は全くありませんでした。
 現在熱い思いを持って敢えてPENTAX Kマウントを選んでくる新規ユーザーさんとは温度差があるんだろうな、というのが自己認識としてあります。

 ここまで使用してきたカメラで一眼レフ以外のものを云うならGRlllやX100V、スマートフォンのカメラなどあるわけですが、GRlllについては背面液晶のみ(オプションで外付けファインダーはありますが持っていなかった)ですし、スマートフォンのカメラもスマートフォンの画面を見ており、X100Vについてはハイブリッドビューファインダー(EVF/OVF切り替え可)があるのですがこれも専ら背面液晶を見ながら撮っています。

 一眼レフ以外のものを使用しているときに専ら背面ディスプレイを見て撮っているのは安易な考えかもしれませんが、腕の伸び縮みで構図の調整が出来るからだと思っています。一眼レフはファインダーを覗いているので微調整は足を使うことが主になります。基本的に咄嗟に構えて撮影しているスタイルなので一眼レフの方がレンズの画角を覚えるまでは撮れ高が悪いのかもしれません。(あまり体感していませんが)

 ではなぜ、Kマウントを使い続けているかというと、撮っている写真的に特に不便を感じていないのが大きな理由だと思っています。
 正直に云って、ミラーレスに移行しても一眼レフより撮れ高が上がるヴィジョンがまるで思い浮かばないのです。
 例えば先程の構図の微調整の件も結局は手持ちで背面液晶を見ながらラフに撮っても問題のないカメラ限定の話です。レンズ交換式でかつライカ判フルフレームのミラーレスカメラとなると、レンズも相応の大きさになることを考えると基本的にはEVFを覗き込んでの三点支持をすることになると思います。
 そうなると、結局は撮り方としては一眼レフと一緒になります。

 最終的に何が云いたいかと申しますと、一眼レフユーザーではあるが、それが普通故に良さをイマイチしっかり認識していないのが僕です。
 なので、先週の日曜日に開催された一眼レフミーティングでのプロの写真家さんたちの話は興味深く拝聴していました。

 今後のことを考えたら僕もユーザーとして一眼レフを積極的に応援したいところではありますが、浅学菲才の身なのもあり自分のブログで細々とやることくらいしかできません……。