GR meet 47 in FUKUOKAに参加した

2024-11-14

いつもの如くしっかりとしたレポートは公式のGR blogさんから出るということでここでは個人的な記録を。

GRmeet47の九州開催については本島においては僕自身が参加した昨年7月の佐賀から約10ヶ月空いての開催、参加したかったものの予定が重複した関係で応募できずに見送った1月開催の沖縄からは約4ヶ月置いての開催だった。
今回は期間を区切っての抽選となっており、僕自身も落選を覚悟していたのだけど、当選できたのは大変な幸運だったように思う。

今回のゲスト写真家はハービー・山口さんと村上仁一さん。
村上さんは自身がSNSに投稿している写真を見てもらってオススメの写真集を教える企画で教えていただいた写真家さんでその際に知って購入したものが”雲隠れ温泉行き”である。一方ハービー・山口さんに関しては写真家さんとしてお名前は存じ上げていて、写真も様々な媒体で見かけはするものの、実のところ発行書籍が多すぎて手を出せずにいる作家さんだった。

撮影会のチーム分けは当日に発表ということで、どっちのチームになるんだろうな、みたいなことを考えながら過ごしていた。

講評して頂いた写真

今回は撮影会の開始前に講評に出す枚数は3枚であるということが伝えられていた。正直な話をすると大名付近での撮影ということで撮る対象がイマイチイメージできない、そして当日にハービー・山口チームも村上仁一チームも大濠公園を目指して撮影するということを告げられると、広角のGR3で何を撮るべ? ととても悩んだ。GRmeetにおけるマイテーマとして鹿児島から不気味なものや気持ち悪いものを撮るということを自らに課していたのだけど、今回は道中が整いすぎてて見つけられなかった、残念。

ただ、3枚提出ということだったけど最序盤に会場の入口で1枚目を撮れた段階で少し安心してちょっとずつ弛緩して肩の力が抜けていく過程が、被写体選びにも出ているように思った。特に3枚目は僕が普段やらないような切り取り方で、単焦点コンデジのGR3を持っていたからこそ出来たとも言える。(ハイポジション・ローアングル・ノーファインダーで試行)

ハービー・山口さんから指摘が入った2枚目については、被写体に対して腰が引けてることを暗に指摘されたように思う。
やっぱりそのあたりの半端な感じは伝わっちゃうよなぁと反省。実際に傘と帽子をもっと強調するならガッツリ寄って全身を入れない方が印象的だ。
実はもうちょっと寄ってるカットがあるんだけどそれでも不十分、その写真はこのブログ記事の後の方で掲載してます。
風景の中に人を嵌め込むみたいな画面構成で撮影することが多いから癖といえば癖なんだけど、そのあたりの距離感を詰める選択ができるとまた変わりそうだ。

会場付近

今回は地元開催ということで長距離移動をしておらず、かつ本を持参した関係で片手が塞がっていて写真をほとんど撮っていない。

早くに到着しすぎたのだけど、最初入口を搬入口と認識してしまって、しばらく建物内を彷徨ったのはここだけの話。(早めに来てて良かった)
ゲスト写真家のお二人よりも早くに到着していたは我ながらどうかと思う。

しばらく入口でTwitterを眺めていると、他の参加者の方々が到着したので入口付近で通路を塞がないように雑談をして待っていた。
事前懇親会みたいで楽しい。GR3 HDFの抽選が当たった方や外れた方が現地にいて悲喜こもごも。
早く皆さんの手にGRが届きますように。

このあとに例よってGR3/GR3xの使用説明が行われる。
今回の僕は貸出機ではなく自前のGR3を持参したので、いつもの設定に変更する必要もなくノンビリと待機。
この後、撮影会の班ごとの行き先の話があったのだけど、どちらの班も国体道路を通って大濠公園へ行くということに。

この段階で撮るものがまるで思い浮かばずとても悩む。

撮影会開始

出発

信号待ちしているライダーに話しかけて、そこから話し込んでいたハービー・山口さんに便乗して撮らせて貰った写真。
実はこういうことをしている方を見るのは二度目なんだけど、僕には出来ない。

日傘に反応して撮ったんですけど、これは何か中途半端な気がして講評に出さなかったやつです。この後ろでは犬とその飼主さんを囲んで撮影会が行われています。(飼い主にグイグイ話に行くハービー・山口さんと犬に懐かれる村上仁一さんを背に)

以下大濠公園。

この日の大濠公園は休日で好天に恵まれたということもあって、大賑わい。
様々な人達が居て、その一期一会を楽しんで撮影していくハービー・山口さんを見て、これはコミュ強……コミュ強だよすげぇということで見習……おうに僕は多分あそこまで出来ないなぁってなっていた。

以下帰路。

遠回りしてから会場へ戻る。

講評とスライドアンドトーク

講評中に思ったのだけど、今回のGRmeetは土地勘が多少ある(あまり天神に出てこないとはいえ生まれも育ちも福岡市近郊)地元なのもあって過去イチのプレッシャーだったかもしれない。
実際、いつものGRmeetなら知らない場所で目に付くものをパパッと撮っていたのだけど、今回は通り道に大凡何があるか分かっているし、普段好んで撮っているものを考えると相性がそこまで良いところを撮らないということが分かっていたからだ。
それに加えて、講評はあいうえお順であり、毎回結構終わりの方に順番が回ってくる。(本名の苗字的に)

そして、いつも思っているのだけど、周りの皆さんの写真が良い、凄い良い。
お陰で刺激を受けることが出来たので最近半死半生状態になっていた写欲が復活の兆しを見せたのは朗報。

スライドアンドトークについてはハービー・山口さんがエピソードを交えて数枚の写真を見せて下さったあとに音楽入りのスライドを流してみせていただいて、あぁ写真集が欲しいなぁとなった。(どの写真集がオススメとかあったら教えて下さい)

村上仁一さんのスライドアンドトークについては過去に出された写真集である雲隠れ温泉行きと地下鉄日記の撮影時のお話や、現在のお仕事の一つである雑誌写真の話、そしてHDFで撮影された写真を出しながらその際のエピソードを交えたお話が聞けて個人的にはとても満足。

懇親会

今回はいろいろな方々とお話をすることが出来た、人見知りの割には過去イチよく話したかもしれない。
午前組だとあまり過去にもご一緒した方々は居なかったのだけど、午後の部からは増えてきて、ペンタキシアンとペンタキシアンしたり(?)、楽しい時間を過ごすことができました。

そういえば福岡でのGR Tripの主催をやってほしいみたいなお話を他の参加者の方から言われてLINE交換しましょうよ! みたいな感じになっていたのだけど、結局交換しそびれてしまった……!

終わりに

昨年度から今年度の頭に掛けて続いた諸々のトラブルで不運の反動の幸運なのか、今年1年分の幸運を使い切ったのかは謎なのだけど、地元開催のGRmeetに午前から参加できたのは幸運以外の何物でもない。

今回のゲスト写真家さんの一人である村上仁一さんからは写真集”雲隠れ温泉行き”にサインを書いて貰ったり、写真のお話をしたり聞いたりできて、とても充実した時間を過ごすことができた。

過去のGRmeet47で中藤さんやテラウチさんのされていた被写体となる方への声掛けというものは見ていたのだけど、今回は声掛けというレベルを超えた深く濃厚なコミュニケーションをハービー・山口さんに見せてもらい、できる気がしないという己のコミュニケーション能力の低さに絶望しつつ、撮影を通した人との関わり方を改めて考える貴重な機会となったように思う。

ゲスト写真家のお二人には心より感謝申し上げます。

また、今回のような場を用意して下さったスタッフの皆様。いつもご交流くださる常連参加組の皆様、今回新たに知り合った皆様にも大変感謝しております。
今後もどこかのGR関係のイベントでお会いできる日を楽しみにしております。