夏の残骸 part1

2024-11-15

今年の夏が終わった。
振り返ればエアコンの効いた部屋で酒のんで寝ていたら8月末になっていたように思う。

最初、夏との別れを惜しむ雰囲気のタイトルをつけようとしていたが、暑さと早く別れたいという記憶しかないのでむしろ夏が終わって幸いだし、これじゃないなぁという考えに至って今のタイトルになった。

以下、すべてX100Vで撮影している。

今年の夏は1つ大きなニュースがあった。
あの西鉄大牟田線の高架工事がようやく終わったことだ。
線路沿いに渋滞を引き起こしていたあの忌々しい踏切たちが撤去された姿を想像しただけで胸が躍る。

福岡市南区・博多区と旧筑紫郡(の大多数)の住民はこの遮断器撤去に快哉を叫んだであろうと僕は確信している。

ようやくである、ようやくだ……。

高架工事の完了に伴い、地上を走る線路と駅は撤去されるのであるから旧駅舎や駅前などの懐かしい記憶とかも一応あったりして、思い出が無くなるとも云える。
だが、自動車の運転免許を取ってそれなりに長くなってしまっている現状、学生時代の思い出などよりも渋滞による弊害の方がよほど積み重ねてしまっていて、今後は渋滞状況とどの踏切、どのルートで西鉄大牟田線を越えるかということを考えないでいいと思うと胸がすくようだ。

かつてここで陸橋が線路を跨いでいたことなどはこれから生まれてくる子どもたちは知る由もないし、僕らの記憶からも薄れていく。

高架化に伴い線路が上がることになるので一度撤去されることになった陸橋、この道は陸橋があったのでかつてからさほど渋滞していなかった。
今後、恐らく工事で道の線形が整えられるはずだし、また様変わりしていくのだろう。